ニャンコさんに触発され、私からも二つほど話題を出します。 なお、エフメール島綺譚の会話を引用しているので、こちらの掲示板に投稿させてもらいます。
ネタ1・□し物を○ったら 『剣戟の遺産』より、エスパーダ隠れ家でのエスパーダとエリーゼ様の会話より
「この財宝を見て……あんたはどう思う? 「……大したものですね。窃盗ですか? それとも盗掘?」 「違うな。見つけてやったのさ、あんたの為に」 「私の為に?」 「この一帯の土地の管理者は、あんたの治めるベルーナ王国。だから、この洞窟で見つけた財宝も全てあんたの物ってわけ」 「それが本当なら……願っても無い事ですが。王家に縁もゆかりも無いあなたが、なぜそんな事を?」 「あたしには、ただ1割――」 「駄目です」(即答) 「ケチッ!!」
貧乏なベルーナの女王様は何かと大変なのでした、とさ。 それ以前に、『落し物を拾ったら1割もらえる法律』はベルーナにあるのやら? (昔、貴重品を拾って警察に届けた時の書類を処分する際、思いついたネタです)
ネタ2・格言 『プロローグ』より、海水浴を楽しむエリーゼ様一行の会話にて
「明日できる事は、明日やる……。先人の有難い格言です」 「それは……いい言葉ですねぇ」 「果たして……そうでしょうか?」 「うゎ……!」 「『明日できる事を、今日するな』とはトルコの格言です」 「はぁ……?」 「西欧には他にも『明日の事を思いわずらうなかれ』『あさってできる事を明日にする必要はない』などと格言があります。
<しかし本来はこの言葉、怠けろという意味ではなく、今日の仕事をやり終えたのならば、そのあとは愉快に遊べ、愉快に人生をたのしめ、明日の仕事までガソガソ、今日のうちにやるような奴は結局は出世しても、人間として、人生として損なのだという意味であろう>
と限定的に見るべきではないでしょうか?」 「あらららら……」(冷や汗) 「そして、ベルーナ王国の皆様に当てはめてみれば……」
今まで待ちに待たされた鬱憤からか、延々と日が沈むまでトレビア知識を披露するアロンドラさんでした。 とさ。
ネタ2は偶然に読んだ本、 「勇気ある言葉」 著者:遠藤周作 発行所:株式会社集英社 から思いついたネタです。 (<>内の文章は引用) |